[22日 ロイター] クリントン米国務長官は21日、中国当局などが行うインターネット規制を名指しで批判し、インターネットの自由拡大を訴えた。これがすぐに米国と中国の全面対決に発展するとは考えにくいものの、一部ですでに対立が表面化しつつあった両国間の緊張が一段と高まるとの懸念が浮上している。 1月22日、一部ですでに対立が表面化しつつあった米中間の緊張が、グーグル問題で一段と高まるとの懸念が浮上している。写真はワシントンでインターネットの自由についてスピーチするクリントン米国務長官。21日撮影(2010年 ロイター/Molly Riley) 以下、米中間にくすぶる主な対立の「火種」をまとめた。 <為替レートと米国債購入> 米国は、中国が輸出セクターを支援するために自国通貨の人民元を不当に安く維持していると批判している。中国は2008年半ばから事実上のドルペッグ制を採っているため、ドル安が進む