なにもしたくない夜は、セブンイレブンでパスタを買って帰る。レジへ持っていくと、店員さんはレジの下の引き出しからプラスチックのフォークを取り出して、袋に入れてくれる。わたしは、このフォークを使わない。ペラペラだし、口にプラスチックが触れると、気持ちまで使い捨ててしまいそうになるから。セブンイレブンのパスタは、箸で食べる。だから、わたしの部屋の引き出しには、なにもしたくなかった夜の数だけ、プラスチックのフォークが増えていく。 まっくらな夜道を歩いていてもセブンイレブンのからあげ棒の串を持ってるから怖くない。キンキンに冷えた夜道を歩きながらセブンイレブンの骨つきフライドチキンにむしゃぶりついているときは生きてるって感じがする。セブンイレブンのこく旨ドレッシングのグリーンサラダについてくるドレッシングだけの販売を求める署名活動があったら署名したいくらいおいしい。セブンイレブンに飽きてファミマのサン
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