「月曜は暇か」 最近買い換えたXperia Z5に前職の同期からLINEの通知が届く。嫁さんは出産のため実家に帰っており僕は1人。スプラトゥーンでS+になるというライフワークがあるが人脈は宝だ、僕は即座に「暇」と返信。サラリーマンはいつだって即断即決だ。 僕らの中で”暇”という言葉が交わされるとき、それはあるものの開催を意味する。「11時に集合」”暇”と答えたであろう4人でグループが作られる。時間だけ決めてそれで終わり。僕たちに場所の連絡は必要ない。 月曜午前11時、僕は発展著しい武蔵小杉駅に立っていた。否、目的地に向かっていた。行先は【ヒャクジャン 武蔵小杉店】、僕たちの集合場所であり憩の場、そして戦場だ。そう、僕たちは麻雀をするために集まるのだ。3連休の最終日に、30代にもなる男4人で昼から麻雀。退廃的な感じがたまらない。 駅周辺のにぎやかな通りを駆け抜け、怪しい雰囲気漂う古いビルに入