国産燃料として期待されている海底資源「メタンハイドレート」が、秋田・山形両県の沖合と隠岐諸島(島根県)周辺に存在する可能性が高いことが、経済産業省の調査でわかった。経産省は24日から、日本海側で初めてとなる掘削調査を始め、詳しく調べる。 「燃える氷」とよばれるメタンハイドレートは、メタンと水が結びついて結晶化した海底資源だ。これが存在している場合にできる「ガスチムニー構造」と呼ばれる地形が、秋田・山形沖の海底で直径400メートルにわたって発見され、隠岐周辺の海底でも直径750メートルの範囲で見つかった。 昨年、新潟県上越沖と能登半島沖でも同様の地形が見つかっていた。経産省は、地形の分析から、上越沖と秋田・山形沖がとくに有望だとみて、掘削調査をする。地質サンプルを取って存在を確かめるという。 太平洋側では、愛知県沖で昨年3月、世界で初めて試掘に成功しており、早ければ2023年にも商業化に向け
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