[写真]スコットランド独立をめぐる住民投票で開票結果を見守る反対派の有権者ら。否決という結果には女性票も影響したとみられる(ロイター/アフロ、9月19日) イギリスからのスコットランド独立の是非をめぐって9月18日に実施された住民投票は、独立に反対が200万票あまり(約55%)、賛成が160万票あまり(約45%)となり、10ポイント差でスコットランドのイギリス残留が確定することになりました。それまで世論調査で独立反対派に20ポイント前後の差をつけられていた賛成派が、投票日の2週間前になって支持率を急速に上昇させて以降、独立への賛否が伯仲する緊迫した状況が続いていました。しかし、開票結果は投票日直前の世論調査結果(2~6ポイント差で反対派が優勢)を反映して、独立反対票が多数を占めることになったわけです。 ■高齢者票 それでは、なぜ住民投票で独立反対派が勝利することになったのでしょう。反対派の