千葉県佐倉市でFM(ファシリティマネジメント)を担当する資産管理経営室は、建築、設備、土木の技術者から法律、財産管理の専門家まで、総勢34人という充実した陣容で公共施設の有効活用や維持管理にあたっている。学校のプールを撤廃し、民間のスイミングスクールで水泳の授業を行うなど、公民連携の新しい手法の導入にも積極的だ。同市のFMの取り組みについて取材した。 学校のプールを撤廃して、水泳の授業を市内のスイミングスクールで行う――。こんなユニークな公民連携の取り組みを実施しているのは、千葉県佐倉市だ。 学校の教師に加え、スクールのインストラクターも水泳の指導に当たるため、泳力がついたと児童や保護者に好評だという。保護者からは予定が天候に左右されないことや盗撮などの心配がないこと、学校関係者からは安全管理面での教員の負担が軽減されること、水温や水質、衛生管理などの面で安定した環境で授業ができることから
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