亡くなった人ののキャッシュカードを使って預金を盗んだとして、窃盗容疑で大阪市住吉区役所保健福祉課副参事、田中身延容疑者(55)=大阪府河内長野市小山田町=が逮捕された事件で、大阪府警住吉署は8日、田中容疑者が敗血症のため、入院先の病院で死亡したと発表した。 住吉署によると、田中容疑者は6日に食欲不振などの体調不良を訴え、住吉区内の病院で血液検査を行ったところ腎不全と診断されたため、7日に勾留を停止し、入院した。 田中容疑者は痛風を患っており、勾留中も治療薬を服用していたが、ほかに持病などはなかったという。住吉署は「無理な取り調べなどはなかった」としている。