会場となる金日成競技場。ピッチは人工芝で、天然芝に慣れている日本の選手には不利な条件だ【写真:アフロ】 ワールドカップ(W杯)・ブラジル大会アジア3次予選の朝鮮民主主義人民共和国(以下、北朝鮮)vs.日本の一戦が15日、北朝鮮の首都・平壌で開催される。平壌での日本戦は1989年6月のW杯・イタリア大会1次予選以来22年ぶりとあって、世間の注目度は高い。 だが、第4戦で日本が最終予選進出を決めた一方で、北朝鮮は3次予選敗退が決定してまった。その結果、日本と北朝鮮の一戦は消化試合になってしまい、多少なりとも興味は薄れても仕方のないところだろう。それでも、平壌での決戦に目を背けずにはいられない。なぜなら日本代表選手だけでなく、サポーターも含め、多くの日本人が北朝鮮に入国するのは戦後、初めてと言っても過言ではないからだ。 今ではメディアの関心は、スタジアムやホテル、移動方法などの現地情報、さら
今日15日に行われるサッカーW杯アジア3次予選の北朝鮮戦(金日成競技場)を観戦するため、日本サッカー協会公式ツアーに参加したサポーター55人は14日、羽田空港から平壌(北京経由)へ向けて出発した。日本が北朝鮮で試合をするのは22年ぶりで、政府がこの試合に限って一般人の渡航自粛を緩和した。サポーターには多数の制約が設けられており、国交なき国への期待と不安を胸に機上の人になった。 午前6時30分過ぎ。羽田空港国際線ターミナルに緊張した表情のサポーターが続々と集まってきた。旅行会社カウンターで搭乗手続きを済ませると、税関職員から渡航中の注意事項の説明を受けた。みんな真剣な表情で聞き入っていた。今回のツアーに最高齢で参加した東京都の安村早治さん(79)は「死ぬまでに、北朝鮮へ1度は行ってみたかった。代表応援はもちろん、平壌市民の生活をこの目で確かめたい」と興奮気味に話した。試合は日本代表にとって“
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く