清水は3日、天皇杯2回戦(5日=アウスタ)に向けて紅白戦を行った。ナビスコ杯が8日に、11日にはリーグ戦が行われることから、長谷川健太監督(44)は「状態のいい選手を使う」と入れ替えを明言。ウイルス性の病気で体調を崩していたDF児玉新(27)が主力組の左SBに抜てきされ、7月24日名古屋戦以来の出場が濃厚になった。 7月下旬に突然、だるさに襲われた。力が入らず、名古屋戦も前半で交代。ウイルスに侵され、肝機能の数値が低下していた。医者から安静を命じられ、3週間も休んだ。落ちた筋力や心肺機能を上げることは簡単ではなく、今も完全に復調したわけではない。だが「試合に出ないと意味がない。出て負ける方がまだいい。もちろん、勝つのが一番ですけど」。格上として迎え撃つ形になるが「Jを食ってやろうとしてくる。絶対に余裕を見せてはいけない。どれだけチャレンジできるかが大事」と気を引き締めた。【今村健人】
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