皮膚移植手術の準備をする医療チーム(2003年5月8日撮影、資料写真)。(c)AFP/Romeo GACAD 【4月18日 AFP】頭部を膨張させて魚の腸にへばりついている寄生虫からヒントを得て、傷の表面が湿っている場合でも植皮片を適切な位置に固定する画期的な方法を開発したとの論文が、16日の英科学誌ネイチャー・コミュニケーションズ(Nature Communications)に掲載された。 米国の研究チームは、組織の損傷や感染症の原因となる恐れのある手術用ホチキスの代わりに、一面に埋め込まれた円すい形の極小針で皮膚に固定するパッチを考案した。 この極小針は、プラスチック製の硬い芯と、膨潤性の先端部とでできている。先端部は、表面組織が乾燥している場合は変形しないが、表面に水がある場合は水と接触して膨張するようになっている。先端部は10分以内に膨張して、パッチを皮膚にしっかりと固定する。こう
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