プラヴォ・ヤズディ (Prawo Jazdy) は、アイルランドにおいて交通違反を繰り返したとされていた架空のポーランド人。本来は「運転免許証」を意味するポーランド語であるが[1]、これをアイルランド警察が人名と誤認してしまったことから生じた[2]。 ガーダ(アイルランドの警察官) アイルランドは1990年代から「ケルトの虎」と呼ばれるほどの経済成長が進み、ポーランドなどの旧東側諸国から労働者を受け入れていた。しかしその一方で、アイルランド警察はポーランド出身の人物「プラヴォ・ヤズディ」に手を焼いていた。ヤズディはアイルランドの国内各地でスピード違反や駐車違反など、およそ50件の交通違反を繰り返していたが、取り締まりのたびに住所が異なっているなど不審な点が見られた。そこでアイルランド警察はプラヴォ・ヤズディというポーランド人について調査を開始した[2]。 ポーランドで発行される運転免許証