小笠原諸島の硫黄島から南約50キロにある海底火山「福徳岡ノ場」で13日朝、気象衛星によって噴煙が観測された。海上保安庁も同日午後に付近で噴火を確認。噴火は2010年2月以来、11年ぶり。周辺には火山灰や軽石が降る恐れがあり、同庁は船舶へ注意を呼びかけている。 気象庁によると、噴煙は午前6時20分ごろから気象衛星によって観測された。海上保安庁も午後3時から約30分間、航空機で観測を実施。噴煙が確認されたが、噴火の規模が大きく、詳細な観測ができなかったという。 福徳岡ノ場は東京から南に約1300キロ、南硫黄島から北北東約5キロにある海底火山で、これまでたびたび活動を繰り返してきた。1904年と14年、86年には一時的に新島が出現し、その後消滅している。(磯部征紀) ","naka5":"<!-- BFF501 PC記事下(中⑤企画)パーツ=1541 -->","naka6":"<!-- BFF