公共データの活用を目的に、政府がつくったインターネット上の「カタログ(項目)サイト」が、予算手続きが間に合わずに2013年度末で閉鎖に追い込まれる事態になった。民間団体が複製サイトを開いてサービスを引き継いだが、政府の対応の遅れに批判の声も上がっている。 閉鎖されたカタログサイトは「DATA.GO.JP」。公共データを市民に提供して活用してもらうオープンデータ政策の柱だった。昨年12月に開設され、政府の21機関約9400種類のデータを提供。産業の活性化も狙い、商業利用を目的としたデータの取得もできた。多いときには1週間で20万件のページビューがあった。 担当する内閣官房IT総合戦略室によると、年度途中に開いた試行版サイトを、14年度予算で継続運用する手続きが間に合わなかった。山本一太IT担当相は8日の記者会見で、「5月初めに再開したい」と述べた。
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