私は親日でも反日でも、親韓でも嫌韓でもない。 単に失敗した出世主義者である。 私が親日に見えるのは、大日本帝国の権威に依拠して出世しようとしたからに過ぎない。 私が生まれた時は、韓国という国はなかった。私は国籍で言うなら生まれた時から日本人で、35歳からまた日本人である。日本人であった期間の方がはるかに長いのである。 そして、韓国は、長すぎた封建制を自分で打破して成長する力がなかった。実に韓国の自由主義は、日本が種をまき、成長し続け、曲がりなりにも民主主義と言えるものが誕生するまで、80年かかった。 韓国の民主主義はまだ20歳なのである。 朝鮮半島の北半分は未だに封建制を卒業出来ていない。 その中にあって、身分も家柄もない朝鮮人の半分は、日帝内部の成功者になることに、人生の目標を据えた。私も、そのひとりだったに過ぎない。 だから、私たちは、日帝の勝利を心から願った。 激しい競争社会であって
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