大手商社の三菱商事などが、カナダ西部で計画しているシェールガスを液化して輸出するプロジェクトのうち、カナダから日本など海外への輸出が正式に認可され、日本のエネルギーの安定確保に向けた新たな動きとして注目されています。 今回、カナダ政府に認可されたのは、カナダ西部のブリティッシュ・コロンビア州で産出されるシェールガスと呼ばれる天然ガスを国外に輸出する権利で、三菱商事や世界的なエネルギー大手のロイヤル・ダッチ・シェル、それに中国石油天然ガスと韓国ガス公社の4社が共同で、先月までに正式な認可を受けたということです。 認可された輸出量は、シェールガスを液化したあとの天然ガスに換算して4社合わせて年間2400万トンで、25年間の輸出が可能になります。 カナダが天然ガスの輸出プロジェクトで認可を出すのは、これで3件目ですが、日本企業が関係するのは今回が初めてです。 三菱商事は、2010年9月からカナダ