2021年1月5日のブックマーク (2件)

  • 言語の研究者はことばの規範とどう付き合う(べき)か,についてちょっとだけ - 誰がログ

    はじめに 下記の話題に関して,「言語の研究者は(軽々しく/何があっても)ことば遣いに関する規範に口出しするのは良くない」という反応を見かけたので,関連して今の自分の考えを少し書いておこうと思いました。 togetter.com 解説や問題の整理という類のものではなく,実際の研究者がどう考えているかということの1例だと思ってください。とりあえず以下ジェンダーに関わる話はぜんぜんしていません。というか書いた後に思ったのですがとてもごちゃごちゃしているので,もっと良い議論ができる人の叩き台になれば僥倖です(叩けるほどの強度もないかも)。 言語学と規範 言語学の入門では,どれくらい詳しくやるかは差があるでしょうが,必ずと言っていいほど「言語学は規範的ではなく記述的である」というような話が出てきます。重要なポイントの1つなので,内容をかなり絞り込んで作った下記の「言語学入門入門」でも取り上げています

    言語の研究者はことばの規範とどう付き合う(べき)か,についてちょっとだけ - 誰がログ
  • 中東に残る古代ローマの栄華、驚きの遺跡群、ジェラシュ

    ローマ帝国の支配下にあり、繁栄の真っただ中だった2世紀のジェラシュの復元図。(ILLUSTRATION BY JOSEP RAM) 旧約聖書には、エジプトを出て約束の地を目指したイスラエルの民は、エドム王国を通過する必要があったと記されている。現在のイスラエル南部とヨルダンにまたがる地だ。そこで、イスラエル人はエドム人に「あなたの国境を越えるまで『王の道』を通ります」(民数記21章22節)と言って、領内を通過させてくれるように懇願する。 この「王の道」は青銅器時代からあり、エジプトと紅海のアカバ湾、そして今のシリアのダマスカスを結ぶ一帯の主要な交易路だった。大きな帝国の首都は築かれなかったものの、エジプトから穀物、イエメンから香、紅海から真珠、インドから香辛料がもたらされ、道沿いの都市は商業で富を成した。 最も繁栄した都市の一つが、ギリシャ文化が広まった時期に築かれたジェラシュだ。ジェラシ

    中東に残る古代ローマの栄華、驚きの遺跡群、ジェラシュ