先日、25日夜に朝日カルチャーセンターで行われた、鼎談講座「ヱヴァ」をめぐって − あれから14年の手元のメモと記憶によった簡易レポートです。 講座内容 テレビ放送から14年、今夏「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」が公開されました。今、ヱヴァをめぐって何か起きているのか。14年の間に起きた変化とは。「大人になる」こととは何か。本作をきっかけに出会った3人が語ります。 実際の内容を振り返ると、この「大人になることとは何か」「作り手が、受け手が、大人になることで何が変わったのか」というのが一番重要なテーマのはずで、(伊藤剛さんはなるべくそっちに振ろうとしていましたが)でもちっともそういう話にならなかったのはモッタイナカッタですね。 「私達はこんな大人になりました」っていうのは自分側からあまり語りたくないようなことなんでしょうか。 個人的には、トミノが大人に(まるく)なり……、そして庵野さんも大人
昨日、ようやくヱヴァ破を観ました。今更ですが、観てきました。興奮しました。8月5日、最初にサマーウォーズを観たときの心のモヤモヤが取れました。 それについて、感想というか、めちゃくちゃな印象論を書いていこうと思います。テンションがおかしいですが、あしからず。 サマーウォーズを観た時、なんか盛り上がらないなぁとモヤモヤしてました。いつ胸躍らせてくれるのかな、なんて思って観ていたけど、それは最後までなかった。サマーウォーズは良く出来た素晴らしい作品です。面白い事には間違いありません(先日、また劇場に行きました。やっぱ良いなこの作品)。でも、時かけを観た時ほどのの興奮はなかった。なんで、その興奮がなかったのかとずっとモヤモヤして感想も書いていませんでした。でも、昨日観たヱヴァのおかげでそのモヤモヤが吹き飛びました。サマーウォーズに足りなくて、ヱヴァにあったもの。 「痛み」なんだ!! 「代償」なん
本エントリは現在上映中の映画『サマーウォーズ』のネタバレを含む可能性があるので、未見の人は注意されたい。 主人公の健二が数学オリンピック代表候補であるという設定、最初に健二がShorのアルゴリズムに関する教科書を読んでいるのを見て、サイモン・シンが描き出した迫真のドキュメンタリー『フェルマーの最終定理 』*1ばりの展開が待っているのかと思いきや、まともな数学的要素は皆無で肩すかしを食らってしまった。 気を取り直して、本エントリでは『サマーウォーズ』における数少ない数学的要素を取り上げたい。なお、無粋なツッコミは無用だという人は読まない方が良いだろう。 誕生日の曜日の求め方 さて、夏希先輩の誕生日、1992年7月19日は何曜日か。劇中で健二はモジュロ演算(mod)を用いて一瞬で日曜日だと回答していたが、その間にどのような演算がなされていたのか見てみよう。 曜日換算を実現するために、ツェラーの
毎月1日は1000円デーってことで見てきた. ので,感想を.ネタバレするんでよろしく. 結論 をいきなり書くと,この作品はありとあらゆる点で掘り下げていない.たぶん,あえて掘り下げてない. だから,この作品を見て,「現代の失われた家族の姿が〜云々」とか「ネットの姿云々」とか,そーゆー問題意識で語っても仕方がない. 掘り下げているところがあるとすれば,「徹底して掘り下げないこと」である. 描かれていない部分 サマーウォーズにみる、表層の豊かさと、深層の軽薄さ - 未来私考 いわゆる非コミュ的問題を抱えた人や家族という形態に不信感を持つ人たちのアレルギー的な拒否反応を呼んでいる。そういった心象を持つ人たちが仮託すべきキャラクターがちゃんと用意されているにも関わらず。 (中略) 家族の外の世界が見えない とかで書かれているけれど,この作品はフってあるのに描いてない部分があまりに多い. 私が気にな
以前紹介したように『火垂るの墓』に対する米Amazonレビューは極めて高い評価を保っているが、2009年現在ではより多くのレビュー数を有するアイテムが複数存在し、米Amazonレビュー数最多という評価は正しくない。 もちろん、だからと言って作品の評価が落ちることはないことは言うまでもないが、日本製映画に限れば、本日時点で米Amazonで最もレビュー数が多いのは、『千と千尋の神隠し』となっており882のレビューが集まっている。ちなみに2位は822で『もののけ姫』となっており、双方とも平均4以上の高い評価を得ている。 本エントリでは、『千と千尋の神隠し』に対する米Amazonレビューの中から、最も参考になると評価されたレビューを紹介したい。『火垂るの墓』では感情に訴えるレビューが印象に残っているが、『千と千尋の神隠し』のレビューは、映画をより深く理解するための背景説明を行うものが多いようだ。『
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