ブックマーク / www.dermatol.or.jp (4)

  • 皮膚悪性腫瘍ガイドライン:MM-CQ2

    推奨文:白人では、ほくろ(後天性色素細胞母斑)の個数が多い者は表在拡大型メラノーマを発生する危険性が高いといえる。日人では高いエビデンスレベルの研究はないが、色白(紫外線暴露で皮膚が赤くはなるが、色素沈着をおこさない)で、ほくろの数が多い者は注意すべきであろう。 解説:後天性色素細胞母斑(acquired melanocytic nevus; AMN)の個数とメラノーマ(MM)発生のリスクについては、欧米白人において多数の症例対照研究が実施され、いずれの研究においてもAMNの個数が多いとMM発生の危険性が高まることが示されている。欧米におけるAMNとMMの関係の評価において注意すべきことは、白人のMMは大多数が表在拡大型黒色腫(SSM)であること、AMNを通常型母斑と異型母斑(atypical nevus, dysplastic nevus; AN)に分けて考察している研究が多いことであ

    toyrepairman
    toyrepairman 2010/02/19
    後天性色素細胞母斑(acquired melanocytic nevus; AMN)の個数とメラノーマ(MM)発生のリスクについては、欧米白人において多数の症例対照研究が実施され、いずれの研究においてもAMNの個数が多いとMM発生の危険性が高まることが示さ
  • 皮膚悪性腫瘍ガイドライン:MM-CQ1

    推奨文:サンスクリーン剤などで紫外線防御を行うことによりメラノーマの発生率が減少するという証拠はない。 解説:メラノーマの発生には遺伝的背景と環境因子の両者が重要な役割を演じており、白人ではメラノーマの家族歴、スキンタイプ、雀卵斑の密度、皮膚・眼・毛髪の色などの遺伝的因子とともに、小児期における強い日焼けが重要な危険因子であることが疫学的研究から明らかにされている(1,2)。しかし、有棘細胞癌の場合とは異なり、蓄積的な紫外線暴露がメラノーマの発症リスクを高めるという証拠は無く、またメラノーマ発癌の作用波長も知られていない。したがって、サンスクリーン剤などの使用による徹底した生涯に亘る紫外線防御がメラノーマ発症の予防に役立つという理論的な根拠は乏しい。小児期におけるサンスクリーン剤の使用とメラノーマの関係についての18の大規模研究を調べた最近のシステマティック・レビューでも、サンスクリーン剤

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    toyrepairman 2010/02/19
    スキンタイプ、雀卵斑の密度、皮膚・眼・毛髪の色などの遺伝的因子 有棘細胞癌の場合とは異なり、蓄積的な紫外線暴露がメラノーマの発症リスクを高めるという証拠は無く
  • 皮膚悪性腫瘍ガイドライン:MM-CQ3

    推奨文:巨大型の先天性色素細胞母斑患者がメラノーマを発生する危険性は有意に高いので、早期の予防的切除を選択肢の一つとして考慮すべきである。しかし、不完全切除となることが多く、取り残し部位や深部組織からのメラノーマ発生は防止できず、ときに合併する神経皮膚黒色症による予後不良例も少なくない。 解説:先天性色素細胞母斑を病変の最大径で分け、径20cm以上のものを大型とするKopfらの分類法が広く用いられている。しかし、「巨大型」の明確な定義は存在せず、Zaalらの文献検索では巨大型先天性母斑のサイズについて少なくとも7つの異なる定義が使われていることが判明した(1)。実際には径20cm以上を大型の先天性色素細胞母斑(LCMN)として検討した研究が多い。 LCMNの患者がメラノーマ(MM)を生じる危険性の高いことは多くの研究で明らかにされている。Zaalらが1966-2002年の35文献を収集、検

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    toyrepairman 2010/02/15
    巨大型の先天性色素細胞母斑患者がメラノーマを発生する危険性は有意に高い
  • 皮膚悪性腫瘍ガイドライン:Clinical Question一覧表

    ガイドラインについて トップページへ戻る Clinical Question一覧表 メラノーマ | 有棘細胞癌 | 基底細胞癌 | 乳房外パジェット病 メラノーマ CQ1 紫外線防御を行うとメラノーマの発生率が減少するか CQ2 ほくろ(後天性色素細胞母斑)の数が多い者はメラノーマの発生率が高いので注意すべきか CQ3 巨大型の先天性色素細胞母斑は、患者のメラノーマによる死亡を減少させるため、予防的に切除すべきか CQ4 ダーモスコピーを用いるとメラノーマの早期診断に役立つか CQ5 血清腫瘍マーカーを測定するとメラノーマの早期診断に役立つか CQ6 高周波エコーやMRIを実施するとメラノーマ原発巣のtumor thicknessの術前評価に役立つか CQ7 メラノーマの原発巣に部分生検(incisional biopsy)を実施してもよいか CQ8 メラノーマの病理組織報告書に原発巣のt

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