宮城県仙台市秋保。 仙台、と行っても、市街地からは車で40分ほどかかる山間部に、その町はある。合併前は4700人ほどの小さな町で、温泉街として有名である。 そこに、主婦の店「さいち」がある。 この店が全国的に著名なのは、1日平均5000個は売れるという「おはぎ」があるからだ。土日に10000個以上、お彼岸には実に20000個ほどが売れるという。繰り返すが、人口5000人足らずの町にあるスーパーでだ。 実をいえば、ちょうど前日にテレビ東京のカンブリア宮殿でAmazonとその総帥であるジェフ・ベゾスのことをやっていて、これに対抗するためには、これからの書店は『1坪の奇跡』の吉祥寺小ざさか、または東北の山間から全国に名を轟かせている、このさいちから学ばなければならないのではないかと思い、切迫した思いで何かヒントを得ようと訪れたのだった。 さいちを訪問したメンバーは、実に、豪華である。 岩松先生、
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