川崎市上下水道局は20日、浄水場勤務の職員と非常勤職員計8人が昨年6月から今年2月にかけ、たびたび終業時間前に無断で早退していたとして、上司2人を含む10人を文書戒告にしたと発表した。8人は44〜61歳。早退時間は約30回計100分〜約80回計430分。それぞれが早退した分の給与約5千円〜約19万円と年5%の利息を、自主的に返還したという。 市民からの指摘で市が調査し、発覚した。市は「職員の半数以上が交代勤務で(事務所外の)現場勤務もあるので、気づかなかった」と説明している。 背景には昨年4月から昼休みが45分間から1時間になったことがあるとみられる。終業時刻が午後5時から5時15分になったが、「電車で座りたい」「早く子どもを迎えに行きたい」など、以前と同じ電車に乗ろうとしたケースが多かったという。 最新トップニュース