▽日本を代表する名門企業が今、大きく揺れています。 東芝の、不適切な会計処理問題は、歴代の社長3人が揃って辞任するという事態になりました。 外部の専門家による第三者委員会は、経営トップを含めた組織的な関与があり、意図的に利益をかさ上げしたと厳しく断じました。 東芝で何が起こったのか、考えます。 自らを含め、歴代3人の社長が辞任、取締役16人のうち、半分の8人が辞任するという異例の事態になったのです。 当面は室町会長が社長を兼任し、来月中旬までに新たな経営陣を決めることにしています。 ▽それだけ関係した役員が多く、つまり幅広い分野の事業で、不適切な会計が何年にもわたって行われていたことを示しています。 こちらが、第三者委員会が指摘した年度ごとの、過大な利益の計上額です。 西田あつとし社長当時の、2008年度に始まり、佐々木のりお社長の時代に拡大しました。 2012年度には873億円もの利益の