ウィルコムは5月9日、名古屋市交通局に抗議文書を手渡したと発表した。地下鉄の中吊り広告に、ウィルコムのPHSが心臓ペースメーカーに悪影響を与えるととれる表現が見られたことが原因。 問題の広告は4月中旬、名古屋市営地下鉄の車内に掲載された。「マナーモードが車内のマナー……と、思ってました。」という文言とともに、車内で若い男性が移動体通信端末を持つビジュアルとなっている。この男性が持つ端末が「少し手を加えてあるが、明らかに当社のPHS『AH-K3001V』と判別できるもの」(ウィルコム広報部)だった。また広告には「混雑した車内では、携帯電話が植え込み型心臓ペースメーカーなどに影響を及ぼす場合があります」との記載もあり、PHSがペースメーカーに悪影響を与えると受け取れる。 だがウィルコムは、PHSの低電磁波の特性を考えると「この広告が指摘するような危険性は低い」と反論。このような広告内に自社製品