日本橋川の上空はほとんどが首都高の高架にふさがれています。これを地下トンネル化しようという声も聞こえますが、実際のところどのような姿なのでしょうか。 首都高老朽化、日本橋川は空を取り戻すのか? 首都高(首都高速道路)は、東京都区部を中心に、その周辺地域に広がる都市高速道路です。最初の京橋~芝浦が開通したのは1962(昭和37)年で、1960年代中には現在のC1都心環状線を中心に、1号から5号までの各線が全線あるいは一部開通、K1横羽線も東神奈川ICまでが開通しました。このとき、用地取得と建設期間の兼ね合いから、都心を流れる川のなかに支柱を立て、川の上空に高架の道を通すということが各所で行われました。 日本橋川から眺めた首都高江戸橋JCT。うねる巨大なコンクリートの構造物が川面近くにまで迫る(2017年6月7日、羽田 洋撮影)。 それから半世紀。首都高はその老朽化にともない、どう更新するかが