スマートフォンのナビアプリによるルート案内に導かれ、自転車や歩行者が高速道路や自動車専用道へ進入してしまうケースがあり、国土交通省もアプリ提供事業者などに対策を要請しています。実態はどのようなものなのでしょうか。 「徒歩ルート」でも自動車専用区間へ誘導されるケースも 高速道路への原付や自転車、歩行者の進入は禁止されていますが、これに誤って進入してしまうという事例が増加しています。国土交通省の資料によると、2012年には2512件でしたが、2016年には3678件となっています。 高速道路だけでなく、一般道の自動車専用区間への誤進入も起きています。国道1号のうち、国土交通省浜松河川国道事務所が管理する静岡県藤枝市から愛知県豊橋市にかけての区間は、その大半で原付や自転車、歩行者の進入が禁止されていますが、誤進入が後を絶たないことから、注意を喚起する看板を2017年だけで100か所ほど増設してい