要領の悪い部下は、必ず一定数存在するものです。原因としては、仕事の段取りについて意識が薄いケースがもっとも多いのですが、中にはある特定の業務に関して、業務の流れがまったくイメージできないという人もいるのです。 ある時、Eさんが広いフロアのあちこちを回って何かの封筒を配っていました。どうやら封筒が並んでいた順番に、名前を座席表で確認しながら配っているようでした。マネジャーは「要領が悪いな」と感じたそうです。最初に座席表に沿って、封筒の順番を並べ替えてしまえば「フロアのあちこちを回って何かしている」とは映らなかったに違いありません。 イメージしていただきやすいように、単純な例を示しました。仕事の要領というのはこの類のことで、非常に個人差が大きいと同時に、個々人の生産性の違いを生み出す元凶でもあります。しかも、その部分は育成がもっとも難しい分野で、一朝一夕には改善できないケースも少なくありません

