福井県南越前町今庄地区出身の鉄道模型コレクター、故須崎英継さん(越前市)が保有していた模型車両が、ハピラインふくい今庄駅に隣接する案内所「今庄まちなみ情報館」に並んでいる。須崎さんは「鉄道のまちとして栄えた今庄のPRに役立てたい」と、6月に75歳で亡くなる直前、町に寄贈した。妻の裕子さん(72)は「大切にしてきたコレクションが日の目を浴びて良かった。天国に旅立った夫も喜んでいるはず」と形見を見つめる。 模型車両は国鉄時代の蒸気機関車や特急雷鳥、緑色が特徴的な寝台特急トワイライトエクスプレスなど215個に上る。今では走る姿を見られなくなった車両の数々が、かつて鉄道で栄えたまちを物語っている。 須崎さんは電子部品の生産設備を設計・開発する仕事に取り組んできた。裕子さんは「根っからの仕事人間。会社勤めしていた頃から模型好きとは知らなかった。(夫の父が)国鉄職員だったから、その影響かも」と話す。

