北海道新幹線の札幌延伸に伴い、JRから経営が分離される並行在来線のうち、長万部・函館間についてNHKが沿線の自治体にアンケート調査を行ったところ、2つの自治体が「廃止も検討」と回答しました。 2030年度末に札幌まで北海道新幹線が延伸されると、小樽から函館までの280キロあまりの並行在来線はJR北海道から経営が分離されることになっています。 経営を引き継いだ会社で赤字が出た場合、沿線の自治体や道の負担が避けられないことから、存続か廃止かをめぐって協議が続いています。 このうち道南の長万部から函館までの180キロあまりの区間についてNHKが沿線の7自治体にアンケート調査を行ったところ、七飯町と長万部町は「廃止も検討」と回答しました。 その理由として七飯町の中宮安一町長は「バスのほうが住民のニーズを反映した場所に停留所を設置でき利便性が高い交通手段となるため」と回答しています。 また、長万部町