esportsビジネスの最前線にいる人に話を聞くと、異口同音に「儲からない」と言われてしまう。 表立って明言されている例としては、グルーブシンクの松井悠が「メシは食えます」という表現を使っており、忍ismのチョコブランカは「イベントそのものが1度も黒字になったことはなく」と言及している。 にもかかわらず、多くの企業が新規参入を試み、いろんな方面からの注目が過熱しているように、正反対の動きが進行している。つまり、多くの人がesportsに何らかの勝機を見出していることになる。 ということで、今回は「esportsビジネスは儲からない」という言説を検証し、esportsビジネスにどんな勝ち筋があるのかを簡単に議論する。ひとまずの結論としては、市場が黎明期すぎて誰にもまだ儲かるかどうか分からないというのが実態だろう。 取り組む事業によっては利益が出ている企業もあるし、いまは赤字でもどんどん投資し