創作物の時代考証が批判されることは多い。 このあいだ、とあるブログで、某アニメの時代考証がおかしいという内容の記事が書かれていた。記事の内容としては「キャラがジャガイモを食っているのはおかしい、この時代にジャガイモは西洋に入ってきていない」という趣旨だった。まあ、それはまあそうで、ジャガイモが普及するのは結構あとだ。 で、それは作品の本質と何か関係あるだろうか。 とかく考証というのは批判されやすい。とくに時代考証はそうだ。あの時代にあれはなかっただの、この建築様式はおかしいだの。 じっさい、ぼくも創作物を見ていておかしいなと思うことは多々ある。中世が舞台なのに考え方ヒューマニズムと自由主義だし明らかに現代だよなとか、熱帯魚の水槽に海水魚と淡水魚が一緒に泳いでたりとか。反乱した農民が太刀を片手でラクラク振り回しているのはおかしいだろうとか、頭をよぎることはある。 でも、べつに大した