先日取り上げた『凡才の集団は孤高の天才に勝る 』から小ネタを1つ。 ビジネスにおいて、計画というのは重要な存在です。いままさに何らかの計画を立てさせられていたり、計画に基づいて行動することを求められている方々が数多くいらっしゃるでしょう。しかし変化の激しさが盛んに指摘される現代において、計画を立てる・守るということはどこまで重要なのでしょうか。『凡才の集団は~』の中に、こんな箇所が登場します: 1990年代初頭、スタンフォード大学のキャスリーン・M・アイゼンハートとベナム・N・タブリージは、年間売上5000万ドルを超えるアメリカ、ヨーロッパ、アジアのコンピューターメーカー36社が手がけた72の製品開発プロジェクトに関する調査を行った。 この結果、最もイノベーティブなチームは、計画段階にかける時間が少なく、実施段階にかける時間が多いチームであることが判明した。計画を立てる代わりに、即興で仕事