なぜ帯広で「豚丼」が人気なの!? 今でこそ、多くの飲食チェーン店で手軽に食べることができる「豚丼」ですが、その発祥の地がまさに、十勝地方・帯広市だったと言われています。 「豚丼」が誕生したのは昭和初期ごろ。 当時帯広市内にあった「ぱんちょう」という食堂で、豚肉に鰻の蒲焼のたれをかけてご飯にのせて提供したのが、「豚丼」のはじまりのようです。 昭和初期の北海道といえば、開拓が進み人口が300万人を超えた頃。 北海道の発展のために汗を流す人々に、「スタミナのつく料理を食べて欲しい」ということから、当初は鰻の提供を考えたものの、鰻は高級品。そこで代用品として着目したのが豚肉だったのです。 帯広市では養豚業がさかんに行われていたこともあり、豚肉は人々にとって身近な食材であり、なおかつ鰻に比べて圧倒的に手に入りやすいものだったのです。 こうして「豚丼」は誕生し、帯広の名物料理となりました。 厚切りで甘