16年12月の書籍雑誌の推定販売金額は1283億円で、前年比0.5%減。 書籍は576億円で、同0.8%増、雑誌は706億円で、同1.6%減。 雑誌内訳は月刊誌が605億円で、同0.8%増、週刊誌は101億円で、同13.8%減。 12月のマイナス幅が小さかったのは、31日の特別発売日に書籍40点、雑誌(増刊、別冊、ムック、コミックス)170点、総発行部数840万部、50億円が送品されたことによっている。 業界誌ではそのことで、大手書店が前年よりプラスになったと報道されている。私もそれらを見るために5店ほど見てみたけれど、コーナーを設けて販売しているところはなく、それぞれの雑誌コーナーに分散され置かれていただけだった。 そのことから考えても、実売に関してはどの程度の歩留まりであったのか、疑問が生じるところでもあるし、返品の反動も恐ろしい気がする。 返品率は書籍が37.2%、雑誌が38.3%。
北上市本石町の市立中央図書館(高橋景子館長)は、利用者が自身の読書履歴を記録できる「読書通帳」のデザインを一新した。同市在住の女性イラストレーターに依頼し、緑あふれる公園で子どもが読書に親しむ様子が描かれた表紙に。本を五つまでの「星」で評価する欄も新設した。1日から始まる「岩手の読書週間」に合わせて配布を始め、市民の読書推進を図る。 読書通帳は2015年4月に導入し、デザイン変更は初めて。表紙のイラストは同市村崎野の高橋玲香さん(35)が描いた。 1日から同図書館や江釣子、和賀両図書館で配り、市のホームページでダウンロードできる。市立中央図書館の伊藤美奈海主任は「本は心の成長の糧になる。いろいろな本に出合ってたくさん通帳を使ってほしい」と呼び掛ける。 問い合わせは同図書館(0197・63・3359)へ。 【写真=デザインを一新した読書通帳】
遠野市図書館(岩手県遠野市)は31日、昨年8月の台風10号豪雨で浸水被害に遭った収蔵資料749点に乾燥処置を施した。被災資料を応急復旧させる技術講習会を兼ね、岩手県内の図書館関係者や市民ら約30人が取り組んだ。 川の氾濫による浸水で、旧土淵中を活用した「遠野みらい創りカレッジ」に保管していた約2500点が被災した。日本昔話研究で知られる民俗学者の関敬吾が収集した昔話関連図書コレクション、江戸時代や明治に遠野で使われた和本教科書が含まれている。 水に漬かった資料は、岩手県博物館や奈良文化財研究所(奈良市)で冷凍保管されていた。図書館で乾燥処置ができる和本教科書を中心に移送した。 作業は資料のとじひもを切り、キッチンペーパーを巻いた新聞紙を挟み込む。全体を新聞紙で包んだ後、座布団圧縮袋に入れて空気を抜き、圧力を均等に掛けて水分を紙に移す。4回ほど繰り返すことで十分に乾燥するという。 講
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