とうとうNTTグループが本腰を入れてきたか――。電子看板(デジタルサイネージ)の業界関係者の間では、NTT(持株会社)が2010年1月28日に発表した「ひかりサイネージ」の話題で持ちきりだった。 ひかりサイネージとは、デジタルサイネージ端末やコンテンツ、コンテンツの配信システムなどをセットにして販売していく商品ラインアップの総称である。端末や配信システムを標準化して導入や運用のコストを抑えることで、デジタルサイネージを普及させることを狙っている。 NTTの動きに呼応するかのように、他の大手も動き始めた。3日後の2月1日には、ヤフーとCOMELがデジタルサイネージ分野で業務・資本提携し、共同でデジタルサイネージ向けのコンテンツ管理・配信システムの開発や事業を展開すると発表した。COMELは「福岡街メディア」として、福岡市内の交通機関の施設や商業施設に500台のデジタルサイネージ端末を設置・運