株価増までもたらしたまさかの決算発表 フィンランドNokiaは1月28日(現地時間)、2009年第4四半期(10 - 12月期)および通年の業績報告書を発表した。携帯電話およびスマートフォンの両方でのシェア増、純利益の改善などを業界は驚きをもって受け止めたようだ。米Appleによる「iPad」発表の興奮が冷めない中、静かな回復という評価も出ている。 この日の業績報告書の詳細は既報の通りだ。 久しぶりの好結果を受け、Nokiaの株価は同日、15%近くも上昇した。iPhoneやBlackBerryの大ヒットと比べるとNokiaのハイエンド端末は冴えず、このところの報道のトーンは「Nokiaは携帯電話最大手ではあるが、iPhoneとBlackBerryを前に苦戦」で共通していた。たとえば2009年12月、米国でのアナリスト向けイベント「Nokia Capital Market Day 2009」