インターネット端末の多様化が進み、HTML5の適用範囲が一層の広がりを見せるなか、注目すべき認定制度がスタートを切る。特定非営利活動法人Linux Professional Institute Japan(LPI-Japan)の「HTML5プロフェッショナル認定試験」がそれだ。その「Level-1」試験は新年(2014年)1月にリリースされるという。そこで本稿では、LPI-Japanの成井 弦 理事長にご登場を願い、KDDIウェブコミュニケーションズのエバンジェリスト、阿部正幸氏との対談に臨んでいただく。対談のテーマはもちろん、HTML5とその認定試験が、日本のWeb制作の現場に、いかなる変化、変容、あるいはイノベーションをもたらすかだ。 変化するビジネス、求められるHTML5 成井氏(以下、敬称略):まず始めに、ご意見を伺いたいのが、HTML5の必要性がなぜ高まっているかについてです。そ