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ブックマーク / www.kyushu-u.ac.jp (5)

  • 「農業×振動」:持続可能な振動農業技術に関する総説を発表 | 研究成果 | 九州大学(KYUSHU UNIVERSITY)

    近年、持続的な農業生産技術が求められている中、農林業害虫の防除技術として、振動による害虫の行動制御技術が国内外において注目されている。 振動はトマト、シイタケなどにおいて新たな害虫防除技術として利用できるとともに、さらに収量アップにもつながる持続可能な安定栽培に貢献できる。 今後、振動農業技術の実証と改良を続けて、2025年度以降にトマト栽培用の振動発生装置の市販化を進める予定である。 害虫の薬剤抵抗性の発達、環境に与える負荷、有機栽培や減農薬作物のニーズの高まりなどから、化学農薬のみに頼らない新たな害虫防除技術の確立が急務となっています。そこで九州大学大学院理学研究院、国立研究開発法人森林研究・整備機構森林総合研究所、宮城県農業・園芸総合研究所、東北特殊鋼株式会社、電気通信大学大学院情報理工学研究科、琉球大学農学部、国立研究開発法人農業・品産業技術総合研究機構(農研機構)の研究チームは

    「農業×振動」:持続可能な振動農業技術に関する総説を発表 | 研究成果 | 九州大学(KYUSHU UNIVERSITY)
  • シカの増加は森林の炭素貯留機能を半減させた | 研究成果 | 九州大学(KYUSHU UNIVERSITY)

    近年、日全国でシカの個体数が増加し、森林では高強度な植生採によって下層植生(※1)の衰退、不嗜好性植物の増加、裸地化など様々な森林構造の変化が生じています。 九州大学宮崎演習林(椎葉村)の山岳林において、高強度のシカ採によって森林構造が変化した林分で炭素の蓄積量を計測したところ、シカ採の影響を受けない林分に比べ炭素蓄積量(※2)が最大で約半減することが明らかになりました。 研究成果は日の森林で深刻化するシカの植生採が、森林の二酸化炭素の貯留機能を劣化させることを初めて示しました。研究は、将来の気候変動を緩和させるためにもシカの害対策が重要であることを示しています。 森林生態系は二酸化炭素の吸収し、蓄えることで気候変動緩和に貢献することが期待されています。しかし、日の多くの天然林では現在、個体数の増加したニホンジカの植生採が深刻化しており、下層植生の減少や不嗜好性植物へ

    シカの増加は森林の炭素貯留機能を半減させた | 研究成果 | 九州大学(KYUSHU UNIVERSITY)
  • 世界初!ハエ幼虫が自らのフンで呼吸用シュノーケルを作ることを発見 | 研究成果 | 九州大学(KYUSHU UNIVERSITY)

    カメムシに寄生するハエの新生態解明。将来的なカメムシ防除利用にも期待 比較社会文化研究院 舘 卓司 准教授 2024.05.07 呼吸は重要な生命活動であり、呼吸戦略は生物の生息環境と密接に関係しています。そのため、呼吸戦略を研究することで生物の生態や進化プロセスをより深く理解できます。 研究では、カメムシに寄生するヤドリバエの幼虫が、カメムシの体内で呼吸するために自身のフンを固めてシュノーケルを作り、呼吸していることを明らかにしました。この“フン製シュノーケル”はカメムシ寄生の種を中心に複数のヤドリバエで確認されました。 ヤドリバエの仲間は寄生したホストを最終的に殺してしまうため、農業害虫の密度を抑える働きをしていると考えられています。研究のように彼らの生態を解明し知見を蓄積することは、ヤドリバエを用いた農業害虫の管理法確立に繋がると期待されます。 多くの生物にとって呼吸は最も重要な

    世界初!ハエ幼虫が自らのフンで呼吸用シュノーケルを作ることを発見 | 研究成果 | 九州大学(KYUSHU UNIVERSITY)
  • ツクツクボウシの鳴き声がパートごとに異なる意味を持つことを初実証 | 研究成果 | 九州大学(KYUSHU UNIVERSITY)

    ツクツクボウシの鳴き声のパターンが途中で変化するという現象は、世界的に⾒ても極めて珍しいが、途中で変化する鳴き声の⾏動⽣態学的意義については不明であった。 ツクツクボウシのオスに「オーシンツクツク」パートと「ツクリヨーシ」パートを単独で聞かせた時、それぞれのパートに対する応答の頻度が異なることを⾒出し、これらのパートがオスの異なる反応を誘発することを初めて明らかにした。 今後はツクツクボウシにおける⾳声コミュニケーションの実態解明に向け、鳴き声に対するメスの応答や交尾の成功率なども調べていく必要がある。 セミはオスのみが鳴き声を発する動物であり、その鳴き声をオス同⼠の競争やメスに対するアピールに⽤いていると考えられています。この中でもツクツクボウシというセミは、その鳴き声のパターンが「オーシンツクツク」から「ツクリヨーシ」へと途中で変化するという、極めて珍しい特性を持っています。⼀⽅で、鳴

    ツクツクボウシの鳴き声がパートごとに異なる意味を持つことを初実証 | 研究成果 | 九州大学(KYUSHU UNIVERSITY)
  • 迷チョウのルーツを初めて科学的に解明 | 研究成果 | 九州大学(KYUSHU UNIVERSITY)

    来の生息地から外れた場所で見つかり、在来の個体群に影響を与える可能性もある「迷チョウ」のルーツを解明することは、生態学や島嶼生物学において大きな意義を持ちます。 研究では、宮古島で発見された迷チョウのルーツを初めて遺伝情報と形態情報に基づき科学的かつ客観的に示しました。 種数が多く同定も難しい昆虫では、既存の遺伝情報を有効活用するために分類学的知見からの‘校正’が必要であり、この新たな役割とともに分類学の重要性は再び高まってきています。 台風や季節風などの影響によって来の生息地とは異なる場所で発見されるチョウは「迷チョウ」と呼ばれ、日列島ではこれまでに100種以上の迷チョウが記録されています。迷チョウは侵入先に定着したり在来種と交雑したりすることで生態系に影響を与える可能性があるため、そのルーツ(原産地)を明らかにすることは重要です。 今回、九州大学大学院比較社会文化研究院/農学研

    迷チョウのルーツを初めて科学的に解明 | 研究成果 | 九州大学(KYUSHU UNIVERSITY)
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