レンタルソフト大手TSUTAYAを運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)を昨年4月、指定管理者に選定し、「新時代の図書館」を具現化してみせた佐賀県の武雄市図書館。前年比3・2倍を記録した来館者数や、コーヒーチェーンのスターバックス(スタバ)を併設した都会的な空間づくりが評価された。だがそのインパクトは、公共図書館のミッション(使命)や存在意義をめぐる議論を、どれほど深めただろうか。 ■公設ブックカフェ 武雄の「成功」を背景に、CCCを公共図書館の指定管理者として選定する動きは、全国に広がりつつある。これに続くのが、CCCと図書館流通センター(TRC)との共同事業体による運営が決まった海老名市の2館。そのうちの1館、市立中央図書館は大幅に改修され、2015年度の再オープンが計画されている。宮城県多賀城市や山口県周南市も選定の方針を示している。 一方で、武雄市のような図書館
26日午前2時35分ごろ、横須賀市グリーンハイツのマンションで、6階に住んでいる無職男性(77)から「上の階に住む外国人の男がベランダに侵入している」と110番通報があった。 浦賀署員が駆け付けると、ベランダ下のマンション敷地内で米海軍横須賀基地(同市)のアレックス・ワーレンス・スペディア2等兵曹(24)が倒れているのが見つかり、搬送先の病院で死亡が確認された。 同署によると、同兵曹は男性方の真上にある7階の部屋で1人暮らしをしていた。ベランダの柵を伝って上から侵入したとみられ、男性方のベランダの窓ガラスが割られていた。 住民の男性が玄関先で署員に事情を説明している間に同兵曹の姿が見えなくなっており、署員が到着直後に転落したとみられている。 同兵曹の部屋にはビールの空き缶やウイスキーの瓶が残されていたという。 今月5日に酒に酔った1等水兵が民家の庭に侵入した疑いで逮捕=不起訴=さ
横浜市の公営斎場で火葬されたペットの遺骨が、人知れず建築材料に“リサイクル”されている。核家族化や少子高齢化などに伴い、今や「家族の一員」といわれるペット。飼い主らの心情への配慮などから、市は見直す方針を打ち出したが、共同墓地や慰霊碑の設置など新たな財政負担には消極的な姿勢を示す。動物愛護団体から「責任を持って供養するべき」との批判もあり、着地点は見えない。 「ペットはかけがえのない存在になりつつある。どのような形で取り扱えるか検討したい」。横浜市の林文子市長は6月13日の市会本会議で、火葬した犬や猫などペットの遺骨を再利用している現在の対応を見直す考えを表明した。 市環境施設課によると、市内に4カ所ある市営斎場のうち、ペットの火葬を受け付けているのは戸塚斎場だけ。多くの自治体は動物の死がいを廃棄物処理法に基づいて「一般廃棄物」として焼却処分しており、火葬場にペット専用の火葬炉が併設さ
県平塚土木事務所が平塚海岸の平塚砂丘(龍城ケ丘、袖ケ浜)で行っている養浜事業で、業者が大きな岩石混じりの土砂を入れるミスがあったことが9日、分かった。同事務所の指示で10日から岩石の除去作業を行う。神奈川新聞社の取材に対し業者は「ふるいが足りなかった」と話しており、岩石の分別と運び出しを早急に行うとしている。一方、周辺住民は「岩石も混じっていた上、搬入されたのは砂というより泥土。養浜どころか環境破壊だ」と批判している。 土砂搬入は、平塚海岸の養浜事業の一環で行っている県の「平塚海岸海岸補修工事」(事業費2千万円)の一部。同市大島の業者が3月中旬、市内の金目川で採取した土砂1700立方メートルを海岸に運び入れた。 しかし、土砂には20~30センチほどの大きさの岩石が大量に混じっており、住民の指摘を受けた同事務所河川砂防第2課が、岩石の分別と運び出しを業者に命じた。 同課は「砂に混じる石
ハンモックに揺られてぼーっとするのもよし、五右衛門風呂につかりながらゆっくりと月を眺めるもよし。そんなぜいたくなひとときを提供してくれる「昼寝スポット」が、三浦市三崎3丁目にオープンした。「ミサキシエスタサヴォリクラブ」(通称・昼寝城)。支配人の寒川一さん(48)は「昼寝をするのも許されない忙しい世の中。ここは日本初のサボり施設です」と疲れた大人たちを非日常へいざなう。 三崎港から歩いてすぐの三崎銀座商店街。人通りがまばらな通りに昼寝城はぽつんと立っている。10年近く空き家になっていた築90年の船具店を借り、元の造りをできるだけ残して約8カ月かけて改装した。 中を埋めるのは、色とりどりのハンモック。言わずと知れた「マグロの街」だけに、「漁網とよく間違われます」と寒川さん。1階に五右衛門風呂や食卓、2階に昼寝用ハンモックが15本つり下げられている。 実は、寒川さんは知る人ぞ知る「サボりの
県警生活保安課と厚木署は6日、常習賭博の疑いで、大和市大和南1丁目のパチスロ店店長の容疑者(25)=小田原市飯泉=を逮捕した。 逮捕容疑は、従業員の男2人=同容疑などで送検=と共謀し、1日午後11時5分ごろ、同店でパチスロ機を使い、客に金銭を賭けさせた、としている。同課によると、同容疑者は容疑を認め、「知り合いに誘われ、昨年10月上旬から店長を務めた」などと供述しているという。
「とても幸せだったと思います」―。三浦市初声町下宮田の市立初声小学校に植えられている桜の木に、猫の写真入りの紙がくくり付けられている。14年以上、校舎の隅っこで暮らしていた「やよい」は、在校生に広く知られた猫だった。老衰だったのか、昨年8月7日に眠るように息を引き取った。風に揺れる1枚の紙が、今も子どもたちに命の尊さを教えている。 やよいは1997年ごろに同校に迷い込んできた。当時は生後半年程度の子猫で「ニャーニャー」と鳴きながら餌をねだり、そのまま敷地内にすみ着いた。 校門近くにある、弥生期の赤坂遺跡(同市初声町三戸)の出土品を管理する市文化財収蔵庫周辺が縄張りだったことから、「赤坂やよい」と名付けられた。 普段は、同収蔵庫で作業をしている発掘調査員や近くの主婦らが交代で餌をやっていたが、休み時間や放課後には缶詰を手に多くの児童が様子を見に来た。 「猫ってこんなにあったかいのか」
本格的な節電の夏到来に向け、横浜市水道局は20日から「打ち水」のためのおけやひしゃく、水鉄砲の無償貸し出しを始める。同局のホームページ(HP)では、すだれに打ち水をするなど、水を生かした夏のライフスタイルを提案しており、同局は「水の特性を生かして暑い夏を乗り切ろう」と呼び掛けている。 無償で貸し出すのは、地元企業や商店街、地域で行う「打ち水」の際のおけ、バケツ、ひしゃくと、「水遊び会」の際の水鉄砲。打ち水用の再生水や工業用水も無償で提供するといい、希望があれば職員が届ける。 無償貸与の対象となるのは、7月20日~8月31日に市内で実施する「打ち水」と「水遊び会」。おけやひしゃくは200セット、水鉄砲は100個用意してあり、先着順。水鉄砲は電話で、「打ち水セット」は実施の10日前までに電子メールまたはファクスで申し込む必要がある。 また、HPでは、水を入れて凍らせたペットボトルを扇風機
タクシーの乗車を譲り合い、殴り合いのけんかとなり、互いにけがを負わせたとして、田浦署は28日、傷害の疑いで、いずれも会社員の横須賀市に住む34歳の男性2人と、横浜市金沢区の54歳の男性計3容疑者を現行犯逮捕した。 逮捕容疑は、28日午前0時15分ごろ、横須賀市船越町1丁目のタクシー会社敷地内で、タクシーの乗車をめぐって口論となって殴り合い、顔などにけがを負わせたとされる。 54歳の男性会社員が「どうぞ先に行ってください」などと譲ったところ、ほかの2人も乗車を譲り合って話がまとまらず、口論になったという。当時、3人は酒に酔っていたという。 神奈川新聞の関連記事 傷害容疑で海自隊員を逮捕/横須賀-2009/9/20 ゴスペル歌手「生活費が欲しかった」、窃盗容疑で逮捕/横浜-2009/11/2 娘婿の顔を包丁で刺した疑いで解体工を逮捕-2009/10/16 運転手2人殴り1人は死亡、容疑で
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く