ブックマーク / honz.jp (3)

  • 『ユニバース2.0 実験室で宇宙を創造する』この宇宙を作ったのは神か? それとも科学者か? - HONZ

    かつてノーベル賞物理学者のリチャード・ファインマンはこう言った。「自分で作れないものを、私は理解していない」。 このようなDIY精神こそが、世の中のイノベーションを加速させてきたことは言うまでもないだろう。情報科学しかり、ゲノム科学しかり。しかしこの潮流が、宇宙科学の領域にまで及んでいるとは知らなかった。 実験室で宇宙を作る。そんなことが、理論的には実現可能と言えるところまで来ているというのだ。書はこのような構想が成立するまでの科学者たちの足取りを追いかけながら、宇宙科学の最前線を紹介した一冊である。 実験のコアとなる理論は、多くの科学者のバトンリレーによって改良されてきたインフレーション理論だ。 どこで、どうやるかはともかくとして、わずか25グラムほどの「偽の真空」が得られれば、実験室の中でインフレーションを起こさせることにより、立派な「宇宙」が誕生するという。 この「偽の真空」に相当

    『ユニバース2.0 実験室で宇宙を創造する』この宇宙を作ったのは神か? それとも科学者か? - HONZ
    triggerhappysundaymorning
    triggerhappysundaymorning 2019/09/07
    「この宇宙を作った」存在があるなら神だし科学者だし.
  • 『わたしは不思議の環』 あるいはゲーデルの渦、シンボルのダンス、自己増強する錯覚 - HONZ

    わたしたちが最もよく知っているものでありながら、それが結局何なのかはまるでわからないもの──そう、それが「私」である。「私」とはいったい何であるのか。また、わたしの脳からどうやって「私」が生じてくるのか。書は、その難問に認知科学者のダグラス・ホフスタッターが挑んだものである。 ホフスタッターといえば、その前著『ゲーデル、エッシャー、バッハ』があまりにも有名だろう。彼がおよそ40年前に上梓したその処女作は、巧みな比喩とアナロジーで多くの人の知的好奇心を刺激し、世界に広く知られるベストセラーとなった。今回の著書でも比喩やアナロジーの巧みさは健在で、その内容も読者の想像力を大いに刺激するものとなっている。 では、「私」とは何であるというのか。それに対するホフスタッターの答えは、書のタイトル(原題:I Am a Strange Loop)においてすでに表明されている。すなわち、「私」とは「奇妙

    『わたしは不思議の環』 あるいはゲーデルの渦、シンボルのダンス、自己増強する錯覚 - HONZ
    triggerhappysundaymorning
    triggerhappysundaymorning 2018/08/16
    ホフスタッターぽいタイトルと思ったらホフスタッターだった(´^ω^`)買わねば.
  • ダマされても憎めない『ananの嘘』 - HONZ

    雑誌はその時代のトレンド、社会の流れを掴むもの。だから1冊の雑誌の来歴をたどれば、自ずと、時代ごとの社会の変遷を読み取ることができる…。 そんな普段とは異なる「雑誌の楽しみ方」をみせてくれるのが書『ananの嘘』。創刊から45年を迎えた雑誌『anan』(以下、アンアン)の2000号に及ぶ誌面を、『負け犬の遠吠え』他の著者である酒井順子氏が分析した一冊である。 やけに過激なウーマンリブ時代のアンアン アンアンが創刊されたのは1970年。当時はまだ「ちょっと働いたら寿退社」という道が一般的だったものの、恋愛結婚する人の割合がお見合い結婚する人の割合を初めて上回り、「自由に恋愛できる時代」に突入したのが、この頃。同時に、ウーマンリブの潮流も世界的に生まれ、「女性はこうあるべき」という規範が大幅に揺らぎはじめていた。 そんな時代に誕生したアンアンは、やけに過激。おしゃれ有名人のヌードの家族写真を

    ダマされても憎めない『ananの嘘』 - HONZ
    triggerhappysundaymorning
    triggerhappysundaymorning 2017/07/18
    誰も本気で信じてないからじゃないの?雑誌の立ち位置としてはムーに近い.
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