ブックマーク / www.jigowatt121.com (7)

  • 『仮面ライダーオーズ 10th 復活のコアメダル』という非妥協的な詰将棋、あるいは「続編を制作する意義」について - ジゴワットレポート

    続編、それも編終了から時が経った続編ほど、「それを制作する意義」に真摯に向き合って欲しいと、そう願うばかりである。 どうして世の続編は制作されるのか。商業作品である以上、「売れる見込みがあるから」という予実管理があるのは当然として、私の願いはその一歩先にある。つまり、「どうしてこの物語に『続き』が必要なのか」という一点において、めちゃくちゃ深く掘り下げた末の答えを用意して欲しいのだ。その答えでもって、「売れる見込みがあるから」という “大人の事情” に迷彩を施して欲しい。 「売れるから作りました」なんて台詞は、例え両者(作り手と受け手)が重々に分かっていたとしても、腹の底に抱いたまま墓場まで持って行ってはくれないか。たとえ嘘でも、「この『答え』を打ち出したいから作りました」と、そう言い切ってはくれないか。 だからこそ、用意された「答え」が薄く、腹の底の台詞が透けて見えてしまう続編が、私は

    『仮面ライダーオーズ 10th 復活のコアメダル』という非妥協的な詰将棋、あるいは「続編を制作する意義」について - ジゴワットレポート
    triggerhappysundaymorning
    triggerhappysundaymorning 2022/04/03
    そういう製作者側の諸々を過剰気味に受け止めるの真のファンだと思う.こういうエモな文章こそオタクが出力すべきものよな.
  • 総括『仮面ライダーゼロワン』 「AIの可能性シミュレーション」と「特撮ヒーロー活劇」に共存の可能性はあったのか - ジゴワットレポート

    まずは何より、『仮面ライダーゼロワン』が最終回までの放送を無事に終えられたことを、心から喜びたい。 「特撮ヒーロー番組が毎週放送される」という現実は、金曜の夕方にスーパー戦隊シリーズを観ていたあの頃から、自分にとっては疑いようもない「当たり前」だった。2020年春、未曾有のコロナ禍により緊急事態宣言が発令され、その「当たり前」はあっけなく崩壊。『魔進戦隊キラメイジャー』とあわせて、総集編の放映を余儀なくされるヒーロー番組たち・・・。放送休止だけでなく、撮影スケジュールが事実上白紙になってしまったのは、現場のスタッフの方々にとって想像を絶する事態だったのではないか。 「〇話減った」というのは、あくまで結果論である。いつ撮影(放映)が再開できるのか、計何話で物語を終えられるのか。あるいは、このまま未完となってしまうのか。そんな先行き不透明な状態で、撮影スケジュールからシナリオから、全てを仕切り

    総括『仮面ライダーゼロワン』 「AIの可能性シミュレーション」と「特撮ヒーロー活劇」に共存の可能性はあったのか - ジゴワットレポート
    triggerhappysundaymorning
    triggerhappysundaymorning 2020/09/06
    色々勿体なかったけど,一番はA.I.と人の違いを明確に描けてなかったので「異なる種族が手を取って共に生きる」ってテーマが全然生きなかったことかな.私はA.I.が死を体験することは「無い」と思うんだよね.
  • リークされたボツ草案『スター・ウォーズ EP9 運命の戦い』があまりにも「観たかったもの」すぎて嗚咽 - ジゴワットレポート

    EP9こと『スカイウォーカーの夜明け』が個人的に残念極まりない作品だったことは、公開当時に書いた感想記事が全てである。 www.jigowatt121.com ネットでは「EP8の惨状から無難にまとめてくれて有難かった」という意見を多く目にする。私としては、それがそっくりそのままマイナスの要因だ。仮にもスター・ウォーズなのだ。EP8が世界的に不評だったことよりも、「スター・ウォーズという大作が『無難』な路線を選択した」事実が残念だった。強力な資力で寝た子を起こし、EP6のハッピーエンドを覆し、そうまでして始まったシリーズの行き着く先が「無難」だなんて。つくづく、残念である。 「縮小再生産のお手」のようなスター・ウォーズなんて、私は観なくなかった。 各監督が云々というよりも、スタジオとして一貫した舵取りが行われていなかった、その結果がこれなのだろう。監督個々の作家性に任せるといえば聞こえ

    リークされたボツ草案『スター・ウォーズ EP9 運命の戦い』があまりにも「観たかったもの」すぎて嗚咽 - ジゴワットレポート
    triggerhappysundaymorning
    triggerhappysundaymorning 2020/01/22
    ギブスン版エイリアン3に続くいつか作って欲しいヤーツ.
  • 最終回感想『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』 VS戦隊というメインテーマへの解答と、本当に溶かされたもの - ジゴワットレポート

    『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』こと「ルパパト」、ついにフィナーレ。感無量の最終回でした。 思い返せば約一年前。初のVS戦隊が始まるとのことで、以下のような記事を書いた。依頼を頂戴して『週刊はてなブログ』に寄稿したものである。 blog.hatenablog.com 争い合う彼らの関係は、いつの間にか、『ルパン三世』におけるルパン三世と銭形警部、『名探偵コナン』における怪盗キッドと江戸川コナンのような、奇妙な信頼関係へと変わっていくのだろう。それを思うと、今からワクワクが止まらない。 ・「VS戦隊」の誕生はシリーズにとって必然だった? 『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』の見どころを語る - 週刊はてなブログ そして当ブログでも、何度か感想記事を書いてきた。いずれも、同作品のキャラクター描写の巧さと、それを主軸に据えた「VSというテーマ」への作り手の

    最終回感想『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』 VS戦隊というメインテーマへの解答と、本当に溶かされたもの - ジゴワットレポート
    triggerhappysundaymorning
    triggerhappysundaymorning 2019/02/11
    ”ドグラニオの後ろには誰もおらず、圭一郎の後ろには咲也とつかさがいた。仲間に背中を支えられ、警察戦隊はついに大打撃を与えるに至るのである”<良考察.
  • 田舎オタクの苦しみ。都会への嫉妬に気が狂いそうになる、そんな時もある。 - ジゴワットレポート

    都会に住みたいなあ、と、2日に1度は思っている。いや、嘘をついた。おそらく日に5回は思っている。 自分という人間を構成する要素として、オタクな部分は決して少なくない。漫画を読んで、小説を読んで、映画を観て、フィギュアをいじって、オタク語りができる人間と語らって。そんな時間をある程度は確保していないと、自分という人間が少しずつ溶けて無くなっていくような、そんな感覚がある。 なので、仕事が忙しくて趣味の時間が取れない時期などは、睡眠時間を削ってでも映画を観たり漫画を読んだりする。そうしないと、どこかのタイミングで自分を保てない瞬間が訪れそうな、薄い予感がする。 その点、田舎住まいは辛い。「いや、そう思うなら都会に引っ越せよ」と、読者諸賢は思うかもしれない。あのね、できるならやっている。やれないから嘆いているのだ。人には事情というものがある。今は、この辺境の地で仕事に勤しんで家族を養うのが私の第

    田舎オタクの苦しみ。都会への嫉妬に気が狂いそうになる、そんな時もある。 - ジゴワットレポート
    triggerhappysundaymorning
    triggerhappysundaymorning 2018/10/06
    結婚して子供もいる幸せに感謝したらよくない?あとはバランス,劇場での鑑賞を捨てるとかね.
  • こっそりプリキュアを観る男子小学生に親が何を言ってあげられるのか - ジゴワットレポート

    この増田がはてブで話題になってまして。 簡単に要約すると「小3の息子がこっそりプリキュアを観ていた。父親としてどう振る舞うのが適切か」という内容。ブコメでも様々な意見が出ている。 anond.hatelabo.jp 今の自分はプリキュアを観れていないので、現行の『HUGっと!プリキュア』におけるテーマとこの増田における相関みたいな語りはできない。 ただ、アラサーでありながら毎週日曜の朝にライダーや戦隊を正座して観ている人間なので、こういった「パブリックイメージと差のある行動を取る際の自意識」みたいな話題には否が応でも反応してしまう。 スポンサーリンク スポンサーリンク この息子さんは「プリキュアを観ることは恥ずかしいことだと学校で言われた」と言っているが、私の経験上、実のところの男児視聴者は多くて、同窓会で「いかにおんぷちゃんが魅力的だったか」に花が咲くことがある。「お前もお前も観てたのか

    こっそりプリキュアを観る男子小学生に親が何を言ってあげられるのか - ジゴワットレポート
    triggerhappysundaymorning
    triggerhappysundaymorning 2018/07/09
    俺も子供のころ魔法少女大体見てたし,小4ではキャンディキャンディ見ててクラスの女子と意気投合したりしてたけど,それで馬鹿にされたりはなかったなあ.まあ男児向けも猛烈に見ていたのだが.
  • 日本未公開映画『メガマインド』がびっくりするほど傑作だった - ジゴワットレポート

    やはりTwitterはありがたい。趣味嗜好が近い方をフォローしているので、TLでオススメされていた作品は自分にもヒットする確率が高い。 この『メガマインド』という映画は、日未公開&ディスク発売未定というダブルパンチな作品だが、この度こうしてSNS経由でその存在を知ることができた。稿執筆現在、AmazonプライムビデオとNetflixでの配信を確認できているが、動画配信サービスって当に便利ですね。すごい時代になったものだ・・・。 さて、そんなこんなで、『メガマインド』。ストーリーは、アメコミヒーロー映画が現在進行形で一時代を築いている今こそ存分に楽しめるような内容。 青い肌の主人公・メガマインドは、メトロシティを守るスーパーヒーロー・メトロマンと、毎日のように戦いを繰り広げていた。しかしある日、メガマインドはメトロマンに勝利を収めてしまう。張り合いが無くなり無気力に支配されていくメガマ

    日本未公開映画『メガマインド』がびっくりするほど傑作だった - ジゴワットレポート
    triggerhappysundaymorning
    triggerhappysundaymorning 2018/01/25
    泣いた赤鬼的な泣ける要素ありそう.
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