ベトナム中部ダナン(Danang)にある、周囲を壁で囲まれた枯葉剤に汚染されているとされる米軍基地跡地(2009年6月23日撮影)。(c)AFP/HOANG DINH Nam 【1月3日 AFP】ベトナム戦争当時、米軍が散布した枯葉剤の汚染除去作業が、今年7月からベトナム中部ダナン(Danang)の空港で始まる。米大使館が12月30日に明らかにした。 除去作業が行われるのはベトナム戦争時に米軍が基地として使用していた空港。ベトナムと米国は「両国政府の希望により、11年7月に汚染除去作業を開始し13年10月までに完了することで協力することを確認する」内容の基本合意書に署名した。 ベトナム戦争時、米軍はダナンなどの基地から飛び立つ航空機で、枯葉剤など、発がん性物質であるダイオキシンを含む除草剤を散布した。生い茂る森林の葉を枯れさせて共産軍の隠れ家を奪い、食料を絶つことが狙いだった。 汚染除去の