資源環境省環境総局はこのほど、ハノイ市内の各病院・生産施設の廃棄物・排水処理状況の調査結果を発表した。それによると、病院と生産施設の合わせて13カ所が環境面の許容基準を超える廃棄物や排水を環境中に排出していた。 13カ所のうち、病院が半数以上の7カ所(▽ハノイ産婦人科病院▽ドンダー総合病院▽ベトドク友好病院▽ハノイK病院▽中央産婦人科病院▽ソンタイ総合病院▽タインニャン病院)を占めている。このうちハノイ産婦人科病院とドンダー総合病院は、6年前から環境汚染ブラックリストに名を連ねている。 ハノイ市人民委員会はこの結果を受けて、同市資源環境局にこの13施設に対する行政処分の実施を指示するとともに、汚染対策実施状況の調査を継続的に行うよう命じた。