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2010年9月13日のブックマーク (3件)

  • レコードコレクター・江川光さんの思い出 後編 - Pithecanthropus Collectus(蒐集原人)

    (前編からの続き) 一般的に、レコードコレクターは同好の仲間とは一緒に中古屋めぐりをしない。なぜなら、ひとつしかないレア盤をめぐってトラブルになったりするからだ。たった1枚のレコードのせいで友情が壊れたなんて、まったく笑えない話だ。でも、江川さんとおれはよく一緒に中古盤屋めぐりに出かけた。お互い収集ジャンルが違うから、トラブルにならないのだ。というか、たとえジャンルがかぶっていても、おれが欲しい盤なんて江川さんはすでに全部持っている。それどころか、おれが見逃していたレア盤を「とみさわくん、これ抜いていきなよ。西新宿へ持っていったら4000円で売れるから」なんて人の良過ぎるアドバイスまでしてくれた。 一度、土浦かどこかのレコード祭りに遠征しに行ったことがある。そこではたいした収穫はなかったんだけど、帰りに駅へ向かう途中、江川さんが「なんかこっちがクサいな」とか言って、裏道に入っていった。何を

    レコードコレクター・江川光さんの思い出 後編 - Pithecanthropus Collectus(蒐集原人)
    tripleshot
    tripleshot 2010/09/13
    すごくいい話だ。
  • レコードコレクター・江川光さんの思い出 前編 - Pithecanthropus Collectus(蒐集原人)

    おれは同年代の普通の人よりもかなり手広く、オールジャンルの音楽を聴く方だろうと思うが、いちばん好きで、いちばん長時間聴いているのは、いわゆるパンクと呼ばれるジャンルだ。これは誰に影響を受けたわけでもなくて、純粋に自分の魂の衝動として、聴かずにはおれないから聴いている。まあ、そのことは今回の話には関係ないのでおいておこう。 それ以外の音楽を楽しむようになった背景には、高護、近田春夫、秀康という3人から受けた影響がじつは大きくて、不良の音楽は高さんから、歌謡曲は近田さんから、苦手だったビートルズに興味を持つようになったのはさんからの影響だ。でも、実はいちばん影響を受けたのは、世界一のホリーズ・コレクターとして知る人ぞ知る「江川光」さんなんだな。 江川さんと出会ったのは、おれがフリーライターを始めたばかりの頃だから、おそらく1986年ぐらいだろう。ということはおれは25歳か。江川さんの歳は覚

    レコードコレクター・江川光さんの思い出 前編 - Pithecanthropus Collectus(蒐集原人)
    tripleshot
    tripleshot 2010/09/13
    なんだかいい話。
  • 韓国社会の愛と恨「息もできない」 - 深町秋生の序二段日記

    山形でようやく評判の韓国映画「息もできない」を見た。今年3位内に入れたい(1位は「第9地区」とほぼ決定している)壮絶な映画だった。 東京で公開されてだいぶ時間が経つので、もうすぐDVDにもなるんだろうが、ぜひレンタルするなりして見てほしい作品。エンドロール中はボロボロ泣けて顔があげられなくなったほどだ。三十をすぎてから、涙で銭の花を咲かせる徳光アナ並みに涙腺が緩くなったのだけれど、不覚にも男泣きしてしまった。 低予算であり、スケールの大きな物語でもないが、監督&主演&製作&脚のヤン・イクチュンや多部未華子似の女子高生役のキム・コッピの気迫に満ちた演技、荒っぽい暴力が巻き起こす異様な緊張感、韓国社会の暗い歪みを激しく告発しつつ、根底にはナイーブな愛があふれていた。 高利貸しの取立て屋として荒んだ生活を送るサンフンは、ある日、女子高生のヨニと出会い、口げんかをきっかけに友情を育む。サンフンは

    韓国社会の愛と恨「息もできない」 - 深町秋生の序二段日記
    tripleshot
    tripleshot 2010/09/13
    "涙で銭の花を咲かせる徳光アナ" / 劇場には見にいけなかったのでDVDが出たら見たい。