公共交通と原発を中心に社会を幅広く考える。連帯を求めて孤立を恐れず、理想に近づくため毎日をより良く生きる。 JR岩泉線、再開断念の方向 30日にも正式発表(岩手日報) 岩手日報記事にあるとおり、2010年7月に大雨に伴って起きた脱線事故の後、復旧ができないまま不通が続いていた岩泉線について、JR東日本が復旧断念(廃止)を表明した。もし廃止となれば、国鉄再建法に伴う特定地方交通線以外のJR東日本線では初めてとなる。 当ブログがこの事態に際し、どのような態度を表明するか、注意深く待っている人もいるかもしれないが、岩泉線が現在、JR線としては最も営業成績の悪い路線であることは疑いないだろう。JR東海には名松線、西日本には木次線、三江線という「超大赤字路線」が存在するが、これらの赤字線ですら岩泉線には遠く及ばないと思われる。何しろ岩泉線の2005年度の輸送密度はたったの85人である。国鉄再建法が特