映画のナウシカを最初に見たのは六歳の時。 父に連れられて見に行って、見終わった後、 「ナウシカみたいな女の子になれよ」と言われた。 重かった。 六歳だったから言語化できなかったけど、言葉にするなら、 「えー、あんなのやんなきゃいけないのー?」という感じ。 ナウシカは忙しい。 すでにやらなきゃいけないこと山積みなのに、 いろんな人が仕事持ち込んでくる。 まず腐海の浄化の研究。彼女の独自の着眼点での研究なので、彼女以外できない。 しかもかなり正鵠を射ている、ブレイクスルーになりそうな研究。 (リケジョだけど小保方さんとは正反対の立ち位置にいる) メーヴェに颯爽と乗っているけど、彼女だって生理痛でしんどいときもあるはず。 介護・育児をしている。 ババさまとかじいさんたちが何かあるごとに「姫さまぁー」とやってくる。 風の谷の子供たちも、「姫さまぁー」とまずナウシカのところに来る。 年寄たちは彼女の