AZX弁護士の後藤です。 最近はIPOラッシュで、ベンチャー業界も盛り上がってきていますね。 AZXのクライアントも昨年12月だけでも数社上場し、IPO達成件数が「80社」になりました! 上場により株式市場での資金調達手段を得るとともに、信用も補完され、新たなステージに入って、さらに発展してもらいたいと思っています。 IPOが盛り上がると、ベンチャー投資も活性化し、起業家も資金調達しやすい環境となります。 今回は、資金調達に関して欠かせない「投資契約」について解説したいと思います。 1. 投資契約の必要性 ベンチャーキャピタル(VC)から投資を受ける際には、投資契約を提示されるのが通常です。 これは今の時代では一般化しているため当たり前のように思うかもしれません。 しかし、投資契約は、株式を発行するために必須のものではなく、会社法上は必要なものではありません。 創業メンバーが株式を取得する