写真集「It's All Good」についてboogie がフォトグラファーとして、メッセンジャーとしての自分の役割をこう語っている。 フォトグラファーとして、自分の役割は人々と関わること。人々の生活に入り込み、そこに何があるかを撮るには、かなり親密なところにまで入り込まなくてはならない。彼らがどんな生活をしているかを知らなくては、あるいは人々が何故そういう生活を選んだかを正しく理解していなくては、撮れないと思っている。 自分はドキュメンタリーを撮るフォトグラファーなのだし、当然深く入り込んでいった。ドキュメンタリーを撮るとき、越えてはならない線というのがある、でも深く入り込めば入り込むだけ、いい写真が撮れると思う。 写真集"It's All Good"を撮った2年から3年間というのは自分自身があの中にどっぷりと漬かっていた。実際、自分の生活がめちゃめちゃになっていた部分があった。そういう