「14歳からの哲学」池田晶子さん死去 46歳、腎がん 2007年03月02日17時12分 27万部のベストセラーになった「14歳からの哲学」で知られる文筆家の池田晶子(いけだ・あきこ、本名伊藤晶子=いとう・あきこ)さんが2月23日、腎臓がんのため死去した。46歳だった。葬儀は近親者ですませた。 池田晶子さん 慶応義塾大哲学科卒。専門用語を使わず、わかりやすく哲学を考えるエッセーで若い読者に読まれ、「14歳からの哲学」は中学校の道徳の副読本にも使われている。他の著書に「14歳の君へ」「知ることより考えること」など。昨夏、病気がわかり入院、いったん退院したが、今年1月に再入院した。亡くなる直前まで、週刊誌の連載執筆を続けていた。