糖で発電 電極シール開発 応用幅広く 東北大グループ ブドウの糖から発電し、点灯したセンサー 先端に酵素電極シールを巻いたバイオ発電センサー 東北大大学院工学研究科の西沢松彦教授(バイオマイクロマシン工学)らの研究グループは、ブトウ糖で発電するフィルム状の「酵素電極シール」を開発した。発電量はブドウ糖の量に比例するため、電源不要な糖度センサーなどとして利用できるという。 研究グループによると、シールは1ミリ四方のフィルムの上に等間隔にカーボンナノチューブを並べ、そこに酵素を均一に配置した。酵素は接したブドウ糖から電子を受け取り、電流を発生させる。37度のブドウ糖溶液200ミリリットルを使って発電量を調べたところ、1平方センチ当たり25ミリアンペアという高い発電性能を示した。 糖度計として利用する場合は、LEDなどと組み合わせたセンサーにシールを取り付け、シール部分を果実などに刺す。果実
がれき専用列車出発 第1便東京へ360トン運搬 JR貨物 JR貨物の社員らが見守る中、仙台貨物ターミナル駅を出発するがれき専用列車 東日本大震災の災害廃棄物を輸送するJR貨物の専用列車の運行が19日、仙台貨物ターミナル(仙台市宮城野区)-東京貨物ターミナル(東京都品川区)間で始まった。毎日1往復し、東京都が受け入れる岩手、宮城両県のがれきを運搬する。 第1便は宮城県石巻市、宮城県女川町、岩手県大槌町のがれきを詰めた専用コンテナ86個を積載し、18両編成で午後3時12分に仙台を出発した。 運んだのは解体家屋の木材片や畳などの可燃物360トン。20日朝にコンテナをトラックに積み替え、都の清掃工場に搬入する。コンテナは放射能被害を心配する沿線住民に配慮し、完全密封型を使った。焼却炉への投入直前に開封される。 当面は石巻市と女川町のがれきを中心に運搬する。被災地から仙台まではトラック輸送でス
アグニエシュカ・ホランド監督、ユダヤ人を地下水道にかくまった男の実話を映画化ナチス支配下のポーランドを舞台に、地下水道に逃げ込んだユダヤ人たちをかくまった実在の男をモデルに描き、第84回アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされた「ソハの地下水道」が9月22日公開される。「太陽と月に背いて」「敬愛なるベートーベン」で知られる、ポーランド出身のアグニエシュカ・ホランド監督に話を聞いた。(取材・文・写真/編集部) 貧しい労働者のソハが、ネズミが住み着く地下水道に身を潜めて命を守ろうとしたユダヤ人のために、危険を冒しながらも良心に従って行動するさまをドラマチックに描き、当初は自分の利益のことだけを考えていたソハの心の変化、また仲間割れや男女の愛憎などユダヤ人たちの人間らしい生きざまも赤裸々に映し出す。 「シンドラーのリスト」「戦場のピアニスト」などホロコーストの悲劇はこれまで数多く映画化されている
日本原燃は19日、青森県六ケ所村の使用済み核燃料再処理工場の完成予定時期を今年10月から1年間延期すると同県に報告した。国に再処理事業を申請した1989年は97年の完成予定だったが、溶融炉でのトラブルなどが相次いで発生。延期は19回目となり、建設費も当初の7600億円から約3倍の2兆1930億円に膨らんでいる。 今回の延期について、原燃は「東日本大震災で工程が10カ月遅れたことや、高レベル放射性廃棄物とガラスを混ぜる溶融炉で新たなトラブルがあった」と説明している。川井吉彦社長は19日に県庁を訪問。佐々木郁夫副知事に対し「申し訳ない。技術的に(工場完成の)見通しは立っている」と述べた。 続きを読むこの記事の続きをお読みいただくには、会員登録が必要です。登録申し込みログインする(会員の方)無料登録で気軽にお試し! サービスのご紹介は こちら 関連リンク核再処理、中止なら9千億円不足 経産省が
東京都千代田区が「猫の殺処分ゼロ」を2010年3月末から継続中で、全国から注目を集めている。同区は、皇居や国会議事堂の周辺など、飼い主のいない猫が非常に多かった地域。ほかの自治体では毎年多くの猫が殺処分されているというのに(2010年度は全国で計16万匹)、一体どういうことなのだろうか? 「これは一朝一夕に達成したことではなく、区が13年前から区内在住・在勤ボランティアや動物病院の協力を得て取り組んできた『動物との共生支援ネットワーク事業』の成果です」と語るのは、区のボランティアや獣医などの協力者を中心とするネットワーク「ちよだニャンとなる会」の香取章子さん。 「飼い主のいない猫の問題は行政だけで解決できるものではなく、地域の人たちの協力が不可欠です。本当はすべての猫に飼い主ができるといいのですが、子猫でなければなかなか里親は見つからない。この事業は、飼い主のいない猫に不妊・去勢手術を
東京工業大学のホームページが外部から不正な侵入を受けて内容を改ざんされたうえ、延べ1000人余りの個人情報を盗まれていたことが分かりました。 改ざんされた画面には、中国の国旗が表示されるようになっていて、大学は侵入の手口などを調査しています。 東京工業大学の教育施設「世界文明センター」のホームページは、今月15日未明、外部から不正な侵入を受け、ホームページのトップ画面を中国国旗で埋め尽くされた画像に改ざんされました。 大学は、その日のうちにホームページを閉鎖し、被害の内容を調査した結果、先月開いた小中学生が対象のイベントに参加を申し込んだ延べ1068人分の個人情報を盗まれていたことが分かりました。 盗まれた情報には名前や電話番号、住所などが含まれていて、大学は19日、情報を盗まれた人にメールでおわびの文書を送ったということです。 今のところ情報が不正に利用された形跡は確認されていないという
政策シンクタンクのシンポジウムを開催する シュワルツェネッガー[映画.com ニュース] 元カリフォルニア州知事で俳優のアーノルド・シュワルツェネッガーが立ち上げた政策シンクタンクのシンポジウムに、ジェームズ・キャメロン監督らハリウッドの大物がこぞって参加することになったと、Deadlineが報じた。 シュワルツェネッガーは8月、南カリフォルニア大学(USC)と共同で、国家政策と外交政策を対象にしたUSCシュワルツェネッガー研究所の設立を発表している。9月24日に行われるシンポジウムには、「ターミネーター」シリーズや「トゥルー・ライズ」で3度仕事をしたキャメロン監督をはじめ、イマジン・エンタテインメントのブライアン・グレイザー、ユニバーサル・スタジオのロン・メイヤー社長、インタースコープ・レコードのジミー・アイオビン社長ら、そうそうたる顔ぶれが出席する。 なお、シュワルツェネッガーは、現在
町議の生活成り立たぬ? 報酬月4万円増検討 宮城・大和 宮城県大和町議会(定数18)が、議員報酬の引き上げを検討していることが分かった。「財産がない若者や女性でも議員になれるように」などと賛成意見が多数を占め、本年度中に議員報酬に関する条例改正案の成立を目指している。一方で「住民の理解は得られない」と反対する声は根強い。県町村議会議長会でも議員報酬の見直しが話題となっており、大和町での議論に注目が集まる。 大和町議会は今月12日の全員協議会で議員報酬の引き上げを協議。全員が意見を述べ、賛成が多かったという。議長、副議長以外の町議の月額報酬は現在24万円。引き上げに賛成する町議は「これだけの収入では議員活動と生活は成り立たない」「企業進出で若い住民が増えている。若い人材の議会進出を促すために報酬アップは必要」などと主張する。 上げ幅については約4万円を模索。昨年6月に廃止された町村議員年
東北大「メディカル・メガバンク」 宮城県が協力協定 協力協定に署名した里見進東北大総長(左)と村井嘉浩宮城県知事 東北大と宮城県は18日、東日本大震災で被災した住民らの医療情報ネットワーク構築などに取り組む「東北メディカル・メガバンク機構」の事業について、協力協定を締結した。 メディカル・メガバンクは、最先端の研究を復興につなげようと東北大がことし2月に設立。宮城県は、県内の自治体や医療機関にメガバンクへの協力を働き掛ける。 仙台市青葉区であった調印式で、東北大の里見進総長と村井嘉浩知事が協定書に署名した。村井知事は「地域医療の再建に向け、自治体とともに全力でバックアップする」とあいさつ。里見総長は「大きな支援をいただき感謝する。事業期間の10年後をめどに新たな医療モデルを提案したい」と語った。 メディカル・メガバンクは、被災住民を対象に全遺伝情報(ゲノム)や診療情報を調査・解析し、
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