小松秀樹 2011年9月13日 MRIC by 医療ガバナンス学会 発行 http://medg.jp 政治状況が多少落ち着きましたが、国難ともいうべき状況は変わっていません。 私は、東日本大震災の救援活動に関わってきたこともあり、復興に個人的な思い入れがあります。 東北大学を中心に、東北メディカル・メガバンク構想が提案されています。これを復興計画に含めるには無理があります。この計画で、実際に実施することは、 下記、2点だけです。いずれも、同様の試みが既にあり、オリジナリティはありません。予算獲得のための付け焼刃の構想に見えます。 1 ヒトの遺伝子情報を集積する研究センターを作ること 2 医療情報の電子化とネットワーク化 この二つは独立したものであって、互いに直接関係ありません。目的として大きいのは遺伝子研究のようです。医療情報のネットワーク化はおまけです。全体として、研究