ファウスト Vol.6 SIDE―Aに掲載されている、東浩紀さんの評論「ゲーム的リアリズムの誕生」を読んで、谷川流さんの作品も東浩紀さんがいうところの「複数の私と複数の物語で現実を捉える」ゲーム的リアリズムを持っているんじゃないかなぁと思いました。 谷川流さんの現在休止しているシリーズに「学校を出よう!」というものがありますが、この作品にはしばしば「複数の私と複数の物語」が登場します。 「学校を出よう!2」 学校を出よう!〈2〉I‐My‐Me (電撃文庫) 作者: 谷川流,蒼魚真青出版社/メーカー: メディアワークス発売日: 2003/08/01メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 45回この商品を含むブログ (112件) を見る では、時間跳躍(タイムトラベル)によって同じ時間に主役の神田少年が3人存在することになります。このうち2人は同じ「物語」を共有していますが、3人目は別の「物
銀盤カレイドスコープの6巻 銀盤カレイドスコープ〈vol.6〉 (集英社スーパーダッシュ文庫) 作者: 海原零,鈴平ひろ出版社/メーカー: 集英社発売日: 2005/11メディア: 文庫 クリック: 6回この商品を含むブログ (70件) を見る には、今までの1〜5巻とは大きく違う点があります。それに言及している方は非常に少ないです。非情と言っても良いでしょう。みなさん忘れていませんか?あのレギュラーキャラを? そう、「銀盤カレイドスコープ」のライター、新田一也を。 主役が変わろうとも、毎回必ず登場してラストを締めていた新田一也。しかし6巻に登場しないばかりか、登場しなかったことが話題にもなりません。どうした、新田一也!頑張れ、新田一也! 次巻、新田一也のリベンジなるか、に注目したいと思います。 海燕さんのお薦めで、法月綸太郎さんの「頼子のために」 頼子のために (講談社文庫) 作者: 法
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く